2025/10/01 10:00
冷凍庫に6パックの余白ができた。1パックは100g(スライス約5枚入り)。焼肉屋さんの一皿くらい。——この“ちょうどよさ”が、忙しい台所を上等にする。常備は、未来の自分へのギフト一人の夜:1パック(100g/約5枚...
2025/09/27 10:00
「静けさのなかに咲く、赤身の香り」テリーヌに使われる肉として、鹿はどこか特別な響きを持つ。それは、猪のような脂の強さではなく、“赤身の繊細さ”を讃える存在だからだ。この「鹿のテリーヌ」は、その特性を...
2025/09/27 00:00
台所に立つと、夜はだいたい三通りに分かれる。やわらかく微笑む夜。甘辛に頬を赤らめる夜。黙って背筋を伸ばす夜。——塩麹/味噌/プレーン、今日はどれの気分だろう。合図は、香り。むずかしい理屈はいらない。...
2025/09/24 00:00
朝のニュースが流れる音の横で、フライパンを温める。じゅっ、と鳴る前の静けさに、私はひらめく。——猪は硬い、臭い、手間がかかる。その“常識”、今夜まとめてひっくり返そう。猪はやさしい。処理が速く、設計が...
2025/09/20 11:25
「鹿って、こんなにすごかったんかい……」このグラフを初めて見たとき、声が出た。鶏むね、牛もも、豚ロース……各界の名だたる精鋭たちを横目に、鹿肉、たんぱく質ほぼトップ。脂質も最小。鉄分なんて圧勝。しかも...
2025/09/20 10:00
カルボナーラは、気分がいい日に作る料理だと思っていた。でも最近、それがちょっと変わった。気分が沈んでいる日も、疲れている日も、“焦らず、混ぜすぎず、火を入れすぎず”というルールだけ守れば、ちゃんとお...
2025/09/13 10:00
——プロのための、猪という選択肢厨房で、火を入れながら考えていた。「この肉の向こうには、どんな風が吹いていただろう」って。野生の猪は、風のにおいがする。それは比喩でもロマンでもなくて、たとえば噛んだ...
2025/09/06 08:58
「赤身という美学」鹿肉の赤身は、他のどの肉とも違う。派手さや脂の濃厚さではなく、静かな気品と張りつめた美しさで勝負している。千葉県産の天然鹿を使った「鹿野菜ソーセージ」も、その哲学に忠実だ。色合い...
2025/08/16 10:00
揚げ物は、うるさい——というイメージがある。ジュワッと音がして、油が跳ねて、キッチンが騒がしくなる。でも、今日の揚げ物は静かだった。110℃の低温でじんわり火を入れた猪のポルペッティ。淡い湯気のなかで、...
2025/08/09 10:42
冷蔵庫にあるのは、猪ミンチとパスタだけ。あとはオリーブオイルと、ほんの少しのイタリアンパセリ。——そんな日も、悪くない。粗挽きのイノシシミンチを、フライパンでほぐしながら焼いていくと、油がゆっくりと...
2025/08/09 10:00
「アランチーニって知ってる?」と誰かに聞かれて、あぁ、あのライスコロッケでしょ、と答えたけれど。今日、自分でつくってみて思った。——これは“おやつ”じゃない、ちょっとした事件だ。猪ミンチで炊いたサフラ...
2025/08/09 10:00
おいしさまで、あと一歩だった。——「捨てられるジビエ」が語りかけるもの鹿が一頭、静かに倒れた。だがその命は、誰の口にも届かない。肉は汚れ、処理施設には受け入れてもらえず、そのまま廃棄となる。撃ち抜か...
2025/08/02 10:00
なんとなくピザ風にしてみた。冷蔵庫の片隅にトルティーヤの残りがあったから。でも、そこに乗せたのは、トマトソースでもベーコンでもなく——「圧力調理で柔らかさを極めた鹿スネ肉」。チーズをのせて、ローズマ...
2025/07/26 10:00
「静けさに宿る、幻の肉」キョン——それはジビエの世界でも、なかなかお目にかかれない存在だ。千葉のごく一部にのみ生息する、この小さな鹿のような動物は、繊細でクセがなく、どこか優雅な気配をまとっている。...
2025/07/19 10:00
「野生と野菜が出会うとき」ジビエのソーセージと聞いて、まず思い浮かぶのは、パンチのある脂と強いスパイス。だが、猪野菜ソーセージは、その定義から静かに逸脱する。主役は、千葉県産の天然猪。くるみと季節...















